わたしが「終活」を意識するようになったきっかけは、人生を「逆算」して考えるようになったことです。

30代はあっと言う間に終わっちゃった。
きっと40代以降はもっと速いんだろうな
「人生100年時代」と言われている現代だけど、
「元気で色々なことができる時間」はあっと言う間に過ぎるんじゃない?
40代のわたしたちは「時間があるようでない」のかも。



それなら、これからの人生をどう過ごすかちゃんと考えてみよう!
こうやってわたしは「終活」をスタートさせました。
わたしの終活は「これからの人生で何をする orしない」を具体的に決めることです。
その結果、貯蓄が増える・趣味を楽しめる・ムリなく働けるなど、より充実した日々を送れるようになれました。
同じく40代おひとりさまのあなたにも、きっと同じ効果が得られるハズです。
それではわたしの具体例なども織り交ぜつつ「40代の終活」の具体例をお伝えします。
- 40代で終活をオススメする理由
- 具体的に何をすべきか
- 終活でこれからの人生を充実させる
終活 or 婚活?┃40代おひとりさま


わたしは結婚願望がないので婚活をしませんが、結婚したい人にも「終活」は必須だと思ってます。



だってどんな人の命にも限りがあるから
終活のひとつとして婚活がある感じ。
つまり結婚したい人は終活と婚活を同時進行ですね!
終活┃40代おひとりさまは早めに意識すべき
40代で終活って早くない?と思う人もいるかも。
でも独身のわたしたちにとっては、早くないと思います。
子どもや配偶者など、生活や家計をともにする人がいないわたしたち。
今から決めておくべきことはたくさんあります。



大事なことを決めていなかったり、
大事なことを身近な人と共有できてなかったり。
心当たりはありませんか?
婚活┃結婚したい人は同時進行
これからの人生で「結婚したい」と思うなら、ぜひ終活と婚活を同時進行してほしいです。
どちらもあなたの人生に必要なことを決め、かなえるために必要だから。
40代から最期まで。時間には限りがあります。
どんな道を選んでも、後悔する時はする、しない時はしない。



「やりたい」と思うならやりましょう!
※余談┃結婚願望がない自分に気づいた
わたしが婚活しないのはズバリ、結婚願望がないからです。
40歳目前の頃にある飲み会で「わたしは恋愛も結婚もしたくないんだ」と確信したんです。



気付くのが遅かったね〜
その場にいた男性に「女扱い」されることに違和感を抱く自分がいました。
しかも、その男性に違和感があるんじゃなくて、「女扱い」そのものを受けたくないんだと気付きました。
なんだか、ラクになりました。



それまでは恋愛や結婚は「すべきもの」だと思っていたのかも知れません。
現実の自分とのギャップでずっとしんどかったんだと気付きました。
いま思えばこれも終活のひとつですかね?
「ずっと結婚しない」いう人生の選択ができたので。
誰もが終活に取り組むべき理由


わたしは40代の終活は「これからの生き方を決める」ことだと思っています。



マイナスイメージじゃなくむしろポジティブ
これからの人生をより充実させるために、どんな人にも終活に取り組んでほしいです。
独身者・こどもがいない40代は「年を取ったとき、なるべく周囲に負担をかけたくない」と考える人が多いですよね。



わたしもまさにそう思ってる!
より充実した人生を送るために、人に迷惑をかけないために、どうしたら自分なりの方法が見つかるか?
それを考え、実践するために終活に取り掛かりませんか?
自分も周囲も「しんどさ」を最小限にする



年を取ったとき、兄弟や甥っ子姪っ子に負担をかけたくないんだよね
そう思っているおひとりさまが大半だと思います。
終活をするこで、あなた自身も周囲の人も「しんどさ」を軽く出来ます。
- 今からどこを改善したらいいか
- どういう負担がかかるのか
- どうやったら負担を軽くできるのか



具体的な改善策が見えてきますよ
残りの人生ですべきことがクリアになる
終活をすることで残りの人生では「何を優先すべきか」が見えてきます。
人生ですべきことがクリアになり、人生をより充実したものにできます。
「時間をかけるべきこと」
「労力かけるべきこと」
「お金をかけるべきこと」



わたしは親をたくさんご飯に連れて行ってあげたい。
そのために仕事をがんばって安定した収入を得たい。



わたしは心地よい家に住んで、旅行を楽しみたい。
その姿を親きょうだいに見せることで、安心させてあげたい。
わたしは自分自身の終活をきっかけに、身近な人の人生もより充実させることができるんじゃないかな?
と考えるようになりました。
例えばお金の管理や趣味のことなど、自分が得た知識や経験でみんなの手助けができるのでは?
そう思うと、終活しないなんて惜しくないですか?
40代の終活は人生の「逆算」


日本人女性の平均寿命は84.62歳。
※2020年のデータ
わたしは40歳を過ぎてから「今が人生の折り返し地点」なんだな、と思うようになりました。
これまでは元気に過ごせた40年だったけど、これからは体力が落ちていく。
そして看護師の仕事では多くの病気の人やお年寄りに出会い、「元気でいられる時間は長くないんだ」と痛感するできごとがたくさんありました。



じゃあ、人生の残りの時間をどう過ごすか決めないと
と人生を「逆算」して考えるようになりました。
わたしの実例も交えて、「逆算」について説明しますね。
やることor やらないことを決める



時間もお金も体力も限りがある。
だってもう「折返し」に来てるもの。
だから「やること」「やらないこと」を決めよう!
わたしなりの終活の「入り口」はこんな感じでした。
職場の飲み会やめる
わたしは若い頃から職場の飲み会がニガテでした。
でも「これも仕事だから」とその場では社会人らしく(?)ふるまうことで、なんとかやり過ごしていました。
でもほんとは超ニガテで、毎回ストレスフルでした。
飲み会の日は知恵熱のようになり、その夜はあまり眠れません。
ある時ガッツリと体調を崩したことをきっかけに、「もう飲み会には行かない」と決断できました。



お金も時間も使わないし、何よりストレスがなくなるのがいいね
海外ひとり旅
わたしは40代になってから海外ひとり旅を始めました。
若い時から旅行は好きでしたが、
- 「ひとりで旅行すると割高。海外だとなおさら」
- 「治安とか気になるから1人じゃムリ」
- 「友達はみんな結婚したし、一緒に行く相手がいない」
と海外ひとり旅を避けていました。



でも終活を始めたら、わたしにとって「海外旅行」は優先順位が高いと確信したんです。
- 海外旅行したいんなら1人でも行けばいいんじゃない?
- 割高でもいいよ、残りの人生と天秤にかけてみて「海外旅行したい」の方が勝つもん。
- 治安が気になるなら下調べして自衛策を考えよう。
- 周りが家族連れやカップル、友達どうしで楽しんでてもいいよ。
- わたしは1人で楽しいしこんなに自由。
- わたしはわたしがしたいことを叶えてるもん。



なんかポエムっぽいけど気持ちはよく分かった笑
転職した
わたしは看護学校を卒業以来、ずっとハードな病院で働いていました。
ですが年齢とともに体力的にきつくなり、ゆるめの職場に転職しました。
新しい手術、新しい抗がん剤、珍しい疾患…
こういうことに取り組む病院は、もれなく心身ともに消耗が激しく、年齢とともに大きな負担に耐えられなくなる看護師が多いです。
そこで得られるものも多いですが、人生を逆算してみるとハードに働くことは「優先順位が低い」と判断しました。



転職してよかった?



良かったです!40歳を過ぎてクタクタな毎日を送る必要はなかったな、って。
時間も健康も有限だから、「今」を大事にしないとと思います。
中古マンションを買った
わたしは40歳を過ぎても古い賃貸マンションに住んでいました。
「ずっと住める物件じゃないから、いつか引っ越さないと」と何年も考えてたのに、放置。
あまりにも仕事がしんどくて、物件さがしや引っ越しという大仕事に手を出せなかったのです。
しかし、ゆるめの職場への転職をきっかけに実現できました。



旅行が大好きなわたしですが、この世で1番好きな場所は自分の家です。
お金の管理を見直す
人生の逆算をするまでは、わたしはお金の管理が超ニガテでした。
好きなもの・興味があるものにはすぐ飛びつくし、節約も貯蓄もほぼ思いつきの行き当たりばったり。
これからの人生で何にいくらお金がかかるか、何をしたいか…



残りの人生を考えると、やはりお金は大きなテーマです。
転職で心身の余裕が出来たこともあり、お金の管理(節約・貯蓄・保険の見直しなど)を勉強しました。
その結果、浪費グセを克服でき、貯蓄額も大幅upできました。
わたしの生活費←別記事にリンクします
親きょうだい親友に共有する
わたしにもしものことがあった場合、お世話になるのは親きょうだいと親友です。
なので大事なことを情報共有してます。
今後の人生をこういうふうにしたい、
だからわたしの人生を構成する仕事・貯蓄・保健・住まい・旅行について説明。



超具体的には合鍵を渡す、証券や契約書を保管している場所を伝えるなど
※でも具体的な貯蓄額は伝えてません笑
※余談┃マンション購入について
わたしはマンションを購入する際に、親きょうだいに色々と説明しました。



高収入でもないんだし、家族に心配かけちゃうもんね
- どういう基準で物件を選んだのか
- 購入金額とローンについて
- 収入について
- 団体信用保険があるから、もしものことがあっても家族に金銭的負担はない
- その他、ローンに付随する保険や貯蓄などで、働けなくなった時の対策を講じている
終活の具体例


「エンディングノート」と検索してみると、様々なフォーマットが出てきます。
どんなお葬式にしてほしいか、遺言、財産相続、家族への感謝の言葉、などなど。
最期のときに周囲に伝えるべき内容がフォーマット化されています。



でも40代のおひとりさまに合った内容じゃないかも?
そうなんですよ、よく出回っているエンディングノートは元気な40代には合ってないんです。
そこで40代おひとりさまの看護師、かつ父(当時50代)を亡くしたわたしが考える40代の終活の具体例を挙げてみます。
これからの住まい
住居費は家計の大半を占める人が多いだけに、終活の必須項目です。
- このまま同じ家に住む
- 家賃が高すぎるので安いところに引っ越す
- 親との同居を見越して実家に帰る
- 自分好みの環境で暮らしたいので、経済的負担が増えても「より良い家」に引っ越す
- 賃貸 or 持ち家➙それぞれのメリット・デメリットを見定める
わたしは④、そして⑤に関しては持ち家を選択しました。
住宅ローンを背負うので心配ではあります。



でもマイホームを購入をきっかけに1人で生きていく覚悟が出来た気がします。
家計管理の方法を確立
これからの人生で「やること」 or 「やらないこと」を決めたら、次はお金のことです。
わたしはお金の管理がニガテだったので、まずは家計管理に取り掛かりました。



家計管理は収支の把握と予算決めがポイントです。
別の記事でくわしくお伝えしていますのでよろしければご覧ください。
貯蓄を進める
家計管理のコツが掴めてきたら、次は貯蓄を増やす方法を考えます。
何にお金を使う or 使わないかがクリアになれば、月々の貯蓄方法を確立できます。
その結果、わたしは
同じ収入でも、お金の管理や人生の選択肢がクリアになればこんなに変わりますよ。
⇓よく読まれている記事⇓※リンクします


保険・ローンの見直し
生命保険、自動車保険、火災保険や家・車のローンなどなど。
家計管理がニガテな人は「払いすぎている」傾向にあると言われています。



だって「もしものことがあったら」って思うと、つい
わたしの場合はこんな感じです。
- 月々5,000円程度の掛け捨て保険➙生命保険・医療保険は住宅ローンに付随する保険
- 自動車保険:車両保険込みの大手損保➙車両保険を外しネット損保に乗り換え
- 住宅ローン:変動金利+保険➙モゲチェックで見直し。保険が付随した状態でも現状のままでOK



ずいぶん前に組んだローンや固定金利を選択している人は見直しを推奨します。ずいぶん変わりますよ〜!
\ 自動車保険は払いすぎてる人が多い /
\ 相見積りで金利が下がる /
入院・急病の準備



おひとりさまの悩みと言えば「体調を崩した時にすぐに頼れる相手がいない」
または「迷惑をかけるのが申し訳ない」というもの。
看護師のわたしにはその現実がよく分かります。
以下の内容が参考になれば嬉しいです。
- 国の保険制度を知る
- どれぐらいお金がかかるかの知識
- 適正な保険に入る or 入らない
- 急病のときに必要な物品を準備しておく
- 連絡先の把握、合鍵を渡しておくなど
⇓看護師の経験を元に書いた記事です⇓リンクします。
急病や入院について
情報の共有(親きょうだい・親友)
終活の一貫でエンディングノートを活用するのもいいと思います。
でも、最期が近づいてからみんなに意思を伝えるのでは遅すぎることも。



ふだんから自分の価値観を身近な人に伝えることが、自分や周囲への現実的な助けになります。
わたしの場合は以下の内容です。
- 家が好きだからマイホームを購入した
- 旅行が好きである程度はお金をかける
- その代わり他の贅沢はしない
- 保険はこれ、銀行はこれ、家の鍵はこれ、と大事な情報(貴重品の置き場所など)を伝えておく
「もしも」の時の選択
自分の意思で自分のことを選択できなくなったときのことを考えたことがありますか?
健康な40代の人が今すぐ明確な答えを出すのは難しいと思います。
わたしは看護師なので「もしも」のときの選択に立ち会う機会がたくさんありました。
いくつか例を挙げますね。
- 食べられなくなった時、胃ろうを造設するか
- 自力で呼吸ができなくなった時。人工呼吸器を使用するか
- 自立した生活を送れなくなった時、どこで(誰に)介護を受けるか
自分の意思が伝えられる状況であれば、その場面で選択していくことができます。
ですが上記の例であれば、自分で決められる状態ではありません。
ある程度は事前に考えておくことをオススメします。



簡単に決められることじゃないので、胃ろう・人工呼吸器・介護について知識を持つことからスタートするといいですよ。
「最期の時」が来たら?
わたしは自分に「最期の時」が来た場合、身内に金銭的負担をかけないように準備しています。
- 住宅ローンは団体信用保険に加入している
(死亡するとローンの残額が0円になる) - ある程度の貯蓄があるので、家屋の片付けや各種手続きにかかる費用は賄える
- お葬式は家族葬でこじんまり。戒名などは不要。
お葬式や死後の手続きで周りの人に負担をかけたくない人は互助会制度について知るのもひとつ。
⇓無料で資料請求できます⇓
まとめ


40代おひとりさまの終活はこれからの人生をより充実させるためのものです。
どんなふうに最期を迎えるか、その前に「どんなふうに生きるか」を具体的に決めていく作業です。
お金のこと、住まいのこと、健康のことに目を向けると、現実的に役立つたくさんの知識を得ることができます。



その知識で自分も周囲もより充実して暮らせるね
40代で人生を逆算してみたわたしの経験が、あなたの参考になれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。